2024年4月20日
  • Stuffed Puppet Theatre 招聘公演

作品紹介

Stuffed Puppet Theatre
Mathilde マチルダ
作・演出・美術/ネビル・トランター

カーサ・ベルダは老人ホーム。そこには様々な老人が暮らしている。
マチルダは102歳になるここの住人。今日は彼女の誕生日、花や風船が飾られて、ホームからケータイ電話がプレゼントされた。
彼女は、60年前のことは鮮明に覚えているが、今、彼女はその記憶を失いつつある。彼女は看護師が記憶を盗んだと非難する。
しかし、マチルダだけが苦しんでいるのではない。
新しい患者・ルーシーは、ずっと兄のヘンリーと一緒に暮らしてきたが、ヘンリーは余命2週間と言われて、ルーシーをここに預けることにした。
しかし、ホームの所長は別のことを考えていた。
どうしたら、ホームの利益をもっと上げられるか?
所長は素晴らしいアイデアを考えた:すべての患者に携帯電話を持たせるのだ。患者たちは必要な時に看護師の助けを呼ぶことができる。でも、患者たちはケータイ電話の使い方を知らない!だからいいんじゃないか、電話はかからない!それは何の問題でもないよ。
(上演時間:55分・日本語字幕あり)

---「マチルダ」は歳をとっていくことの苦難についての悲劇的コメディーである。
歳をとることは自然なことで、残酷に見えることも実は生きるものの真実の姿だと、ネビル・トランターは語る。
---ネビル・トランターは、この30年間、世界中で観客を魅了してきた。
やさしさと残酷さ、希望と絶望に満ちた彼のストーリーは、伝統的な人形劇に新しい活力を与えてきた。