最終選考上演作品

トランク機械シアター 「きらわれドロロンと、魔法の鏡」
北海道 札幌市
上演時間:約35分
作・演出:立川佳吾
出演:縣梨恵・後藤カツキ・さとうともこ・立川佳吾
音楽:山崎耕佑(劇団fireworks) 舞台:後藤カツキ
人形製作:保育園の子どもたち 小道具:縣梨恵・さとうともこ

<上演作品紹介>
2020年、劇場の入場制限等が増えていく中、作り手もお客様もある程度安心して観ることができる方法はないかと考えた結果「飛沫を極力飛ばさない」という結論に至り「セリフを全編録音する」という手法を取りました。人形は保育園のこどもたちが作った人形がメインキャラクターを演じ、独特の味を出してくれています。2020年にまとわりついていた、どうにもできないマイナスな感情を、今回お客様みんなで笑い話として語れるような作品になれば良いなと考えています。

<劇団プロフィール>
札幌を拠点に「大人と子どもが一緒に楽しめる舞台を創造する団体」として2012年に1回目の公演を行う。人形劇・児童劇を中心に、劇場公演のほか、保育園や学校などでも公演を行なっています。またワークショップや学校での授業・オンライン公演・おうちで人形劇コンテストを行なっています。代表作「ねじまきロボットα」はシリーズ作品として、本公演で11作・おでかけ公演で30作品ほどを製作。世界中のみんなとお友達になるアルファーの夢を叶えるため、世界中に遊びに行きます。


長谷川唯(公益財団法人すぎのこ芸術文化振興会) 「茶壺道中」
埼玉県 狭山市
上演時間:約10分
作 (脚本):岡崎柾男 演出:長谷川唯
出演:長谷川唯 太田令(音響)
美術:佐川諄 音楽:和田光昭

<上演作品紹介>
江戸時代、宇治茶を徳川将軍に献上するために茶を詰めた壺を運ぶ行列、茶壺道中が行われていた。大名行列のように行列が通り過ぎるまで庶民は土下座を強いられ、横切ろうものなら手討ち(武士が無礼をはたらいた町人などを斬り殺す)にされてしまう――。わらべ歌「ずいずいずっころばし」は茶壺道中についての唄と言われています。唄に沿って”絵と語り”で展開される絵話「茶壺道中」――時代の流れと共に技術が発達し、表現方法の幅も広がっている現代。現代的表現とは裏腹に紙芝居のような昔ながらのシンプルな表現の中で繰り広げられるお話にあなたは何を感じるだろうか。

<劇団プロフィール>
劇団すぎのこ(公益財団法人すぎのこ芸術文化振興会)は1964年に生まれ、今年で創立57年目の人形劇団。子どもたちにナマの舞台を届けようと、北海道から沖縄まで(礼文島などの離島まで呼ばれればどこでも)全国の幼稚園・保育園を中心に巡回公演を行っている。個人としては、2015年2月にすぎのこへ入団。演技の仕事がしたいと探していた時にネットで見かけ、旅生活をしながら子どもたちを楽しませるすぎのこの活動に惹かれる。以降、すぎのこの人形劇俳優として活動している。


APINUN (山村佑理 × あづみぴあの) 「牛」
東京都 世田谷区
上演時間:約25分
作・演出・美術・出演:山村佑理
音楽・助演出:あづみぴあの

<上演作品紹介>
ジャグリングは物と体の関係性で紡ぐ踊り。無地の白い玉が、その配置や人の振る舞い次第で、無限の質感や役割を帯びます。ボールは私にとって体の一部のような存在であり、一生飼いならすことの叶わない絶対的他者でもあります。本創作では、牛と牛飼いの関係性を描く10枚の図で悟りに至る10の段階を表す「十牛図」を主題に、27つのボールと自身の体のコンポジションを振付。あづみぴあのによる生演奏との毎秒の押し引きと共に移り行くランドスケープをお楽しみください。(山村佑理/文)

<劇団プロフィール>
「APINUN」=山村佑理とあづみぴあのによるユニット。本創作をきっかけに結成。山村佑理=モノと共に踊るジャグラー・振付家。フランスのサーカス学校 Le LIDO卒。ながめくらしつ・BAZARの舞台作品に出演・一部振付に携わる他、様々なアーティストの共作・共演・WSを行う。あづみぴあの=ピアニスト。KLAVIERAUM主催。くらやみぴあの・物々交換コンサート・聞こえると聞こえないの間の音楽探し・認知症の方と家族を繋ぐ記憶を巡るコンサート等実験的なライブ、WSを企画。